前作「007 死ぬのは奴らだ」は面白くないなあと思ったおっさんですが、
今作「黄金銃を持つ男」は面白かったです。
スカラマンガ(彼が「黄金銃を持つ男」)というある種貴族的な殺し屋(クリストファー・リーが演じているので余計貴族的に感じるのかも)とその従者?ニック・ナックのやや倒錯した関係性も面白く、ここまで見たロジャー・ムーアの「007」シリーズでは一番面白く感じました。
作中で登場するクイーン・エリザベス号の残骸は同号の最後を知らなかったので驚きました。
(ついでに書くと、クイーン・エリザベス2が退役し、クイーン・エリザベス3が進水、就航しているのも知りませんでした。
脱線ついでに書くと、クイーン・エリザベス2はクイーン・エリザベス2世号ではなかったんですね)
クイーン・エリザベス (客船・3代) - Wikipedia
あとは、「最高級トップレスクラブ日本人歓迎!」の文字がなんとも言えず、
よいですね。
農協なんかの買春ツアーが問題になりだしたのもこのころでしょうか。
「ボトムズアップ」ってお尻を上げることなんですね。
絵を見てしばらく考えてようやくわかりました。
海外に出て買春したり、トップレスクラブに出入りしたりするのは、
あさましい限りですが、当時の上り調子の日本経済を象徴しているようですね。
そう考えると、いま中国から爆買いで日本に来ている中国人の人たちは、
あまり風俗でお金を落としていると聞かないので行儀がいいんだろうか?
メインのボンド・ガールはメアリー・グッドナイトなのかアンドレア・アンダースなのかよくわからないですが、アンドレア・アンダース役のモード・アダムスは大人っぽくてとてもきれいな方でした。
観てからだいぶ経つので、他はちょっと思い出せなくなってきています。
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