「007」シリーズ第8作、「死ぬのは奴らだ」をAmazonプライムビデオで見てみた。
正直、駄作というかここまで見たシリーズの中で一番面白くなかった。
サンモニークの大統領、ドクターカナンガが実はアメリカのハーレムの黒人を束ねるミスタービッグでもあり、麻薬を栽培し、それをアメリカ国内で流通させようとする悪役であるのですが、なぜ同一人物が異なる二つの面を保つ必要があるのか、全然わからなかった。
ドクターカナンガが悪人であっても、別に米国内の組織は腹心に任せればいいように思うし、ミスタービッグが麻薬でもうけた金で独立国の首長を悪の道にひきづりこむのでもいいと思う。しかし、それを同一人物が兼ねなければならない理由がかけらも感じられなかった。
それに悪役の指南役、先々を占う人物がなぜタロットカードを操る白人女性でなければならなかったのか?べつにブードゥー教の呪術をよくする黒人女性でもいいように思うんですけどねえ。
なんだか釈然とせず、つまらなかったです。
メインのボンド・ガールはジェーン・シーモア。