前作で伯爵になりたいと意外な小物感をあらわしたブロフェルドですが、
今作では、人工衛星からレーザーを照射して核を爆発させたり、
都市を焼き払うといった脅しで大国を屈服させようとします。
そんな実力があるなら、勝手に皇帝でも何でも名乗ればいいと思うのですが、
やっぱり僭称はだめなんでしょうか。
「ロシアより愛をこめて」では007の構えていたカメラが、
(録音機でカメラはダミーでしたが)
ローライフレックスだったのに対して、
今作では悪党二人組の構えていたカメラがニコンFで、
二眼カメラから一眼レフに移り変わっており、
この間の時代の変化みたいなものを感じました。
おっさん世代は理解できるのですが、
もっと若い世代の人は人工衛星の制御センターのデータのやりとりに、
テープが使われているのなんて、全く理解できないんだろうな。
カセットテープにデータが入っていて、
「テープリードエラー」でゲームがロードできないなんてことが、
おっさんの子供時代のパソコンではありましたからね。
ちなみにおっさんのファーストパソコンはFM77AV。
メインのボンド・ガールはジル・セント・ジョン。
ストーリー的には正直あまりおもしろくはなかったです。
まあ、ストーリーを追求する映画ではないですからね。