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ユースケ・サンタマリア演じる主人公、香助のキャラクターがおっさんには全然魅力的に見えませんでした。

オープニングのニューヨークのシーンと、最後の「奇跡」のその後のシーンは蛇足だと思うのでもっと時間を短縮できると思うし、無駄にロケの予算使ってるなという印象しかありません。

だいたい、「奇跡」の中身だって、香助の父親が長年に渡り培ってきた信頼が形になって現れただけで、なんら香助のキャラクターのおかげではないのではないかという疑問があります。

うどんに限らず地元のソウルフードはなんですか？みたいな問いかけがあるのですが、ブームを起こしては地元のソウルフードを消費する東京のTV局の作った映画が、地元のソウルフードを大事にしましょうといったニュアンスで語りかけるのはなんとも滑稽でした。

さんざん標準語を全国に広めたNHKが、「なまりは国の宝です」と言うのに似ています。

まあ、娯楽映画でありながら、そんなに面白くはなかったです。

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