きのう、図書館に行き、「長いお別れ」を借りてきた。
おっさん自身がレイモンド・チャンドラーの作品に「長いお別れ」をしておりました。
というのも、
高1の時におっさんのことをネチコク陰口でたたいていた、大っ嫌いだった人物が、
高校の卒業文集だか卒業アルバムだかに、
マーロウの有名なセリフ、
「タフじゃなくては生きていけない。やさしくなくては、生きている資格はない」
を書いていて、
おっさん自身もそのセリフを書こうかと考えていたぐらいだったので、
「ああ、あんなやつとおんなじセリフを好きだなんて、
もうマーロウなんか読むのやめじゃ!!」と短気を起こしたからなのです。
歳をとった今になってみれば、相手よりももっと深く読みこんで、生活でも実践して
「もっと俺のほうがマーロウなんじゃい!!」というところに到達すればよかったと思うのですが、それ以来ふっつりと読むのをやめました。
そんなわけで今年の春、「ロング・グッドバイ」としてドラマになったときも、
友人からネットで感想を求められても、本のあらすじをまったく覚えておらず、
なんら返答できない状態でした。
(ちなみにおっさんの場合は、読んだ本のあらすじを直後でもまったく覚えていないことは多々あるので、昔の本のあらすじは絶対に覚えていないと断言できます。)
うんなわけで、ドラマの内容を覚えているうちに、
長年のトラウマ?も振りはらって本を読んでみようと思ったわけです。
読み終えたら感動など書きたいと思います。
それはさておき、友人からのはがきをしおり代わりにすることがよくあるのですが、
それをはさんだまま返却してしまったようなので、ハローワークに行く際にでも、
図書館に立ち寄って回収してこようと思います。
実は大阪に住んでいたときも同じようなことをしてしまったことがあり、
同じ本を図書館で借りた方が、わざわざ郵便局に持ちこんで、
付箋付きで再配達されたことがあります。
そういうときって、人の世の善意を感じますね。
(と自分のアホさ加減をごまかす)