今更ながら、 あけましておめでとうございます。
約一か月何も書いていない状態で、久々に書いたこの書評(レビュー?)も mixiのレビューの写しというひどい状態ですが、今年もよろしくお願いします。
「著作権の考え方」
「著作権」という言葉は、広く一般に知られている割にその中身は、あまり知られていないのではないかと思う。だから、著作権の対象となる著作物を作り出しているご本人が、 自分の著作物が、どう保護されうるのか、この本で勉強できるのではないかと思う。
いささか古い本だが、コンパクトに著作権全体を見渡せる良い本だと思う。 それでも7,8年前の本なので、その古い分、その後、法改正があることを頭に置いてもらわないといけません。それでも概要には大きな変化がありませんので。
例えば、「ひこにゃん問題」。
一体、著作権の中のどの権利を主張して原作者と彦根市がもめているのか、知っていますか?
作曲家の川内康範さんと森進一さんの「おふくろさん問題」。
川内康範さんは、著作権の中のどの権利を主張して、 森さんに「おふくろさん」を歌えなくしたのでしょうか?
興味を持たれた方は、この本をどうぞ(別にひこにゃん、おふくろさんの答えが書いているわけではないので、 自分で考えてみてください)。
もっと勉強したい方は、 半田先生の「著作権法概説」や中山先生の「著作権法」を読まれるといいのではないでしょうか。
<mixiのレビューを少し修正してアップ>