「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

読書

読書メモ「承久の乱」の1

P.40 近年、櫻井洋子氏が(中略)頼朝が望んだのは「将軍」を越える権威を持つ「大将軍」の号だったこと、朝廷も「征東」「征夷」「惣官」などから消去法的に「征夷」「大将軍」を選んだことを解明した。頼朝は都から遠く離れた東国で、非常の大権を行使し得…

読書メモ「平家後抄 下」の4

P.194 朝宗は、次男の宗村と共に伊達郡(いたて)に移り、宗村は伊達郡の地頭となって伊達家(いたて)を称するに至った。なお、この一家が『だて』と呼ばれるに至ったのは、江戸時代以降のことである。 ()内はふりがな おっさんの職場からそう遠くないと…

読書メモ「平家後抄 下」の3

先日、見に行った「西行」展。 oldtypeossan.hatenablog.com 西行は平清盛と同世代ぐらいなのですが、「平家後抄」には彼のおいが登場しました。 P.157~158 後藤左衛門尉こと藤原基清(略)後藤家は、陸奥守鎮守府将軍・源頼義の七騎の一人に数えられた藤原…

読書メモ「平家後抄 下」の2

P.104 寿永二年七月に平家一門が西走し、八月に皇子・尊成(たかひら)が僭皇ではあっても一応天皇に擁立されると(後鳥羽天皇)、通親は夫の能円法師に置き去りにされた皇子・尊成の乳母の藤原範子に接近し、心細く生活している範子を妻に迎え、かつ彼女が…

読書メモ「平家後抄 下」の1

P.58 景清は、北陸戦線を初めとして各地に転戦した。中でも一ノ谷における景清の奮戦は凄じかったらしい。 伊藤(藤原)景清も、以前書いた板額御前と同じように伝統芸能に興味のある人であれば、身近に感じる人物なのかもしれませんが、おっさんが初めてそ…

読書メモ「平家後抄 上」の5

P.264 坂額御前は、巴御前と共に、日本史上、勇女の双璧としてその名をとどめている。坂額は、後世、板額と記されているが、彼女に関する唯一の文献である『吾妻鏡』には、坂の字が用いられている。 おっさんは板額御前のことを全く知らなかったので、「双璧…

読書メモ「平家後抄 上」の4

P.158 平治川(和歌山県) P.157 『平家谷』と言うのは、平家の落武者 が住みついて開発したと信じられている部落を称する。 平家谷の一つとして、平治川が和歌山県であがっていたので、検索してみると、和歌山県田辺市本宮町平治川のようです。 www.google.…

読書メモ「平家後抄 上」の3

P.145 地元の対馬では、惟宗知宗は、壇ノ浦からのがれた安徳天皇その人であると言う宗家皇胤説が旺んに行われている 先日、見ていると書いた「アンゴルモア」というアニメの中で、ヒロインの輝日姫が対馬に流れ着いた安徳天皇のひ孫娘(孫娘だったかな?)と…

読書メモ「平家後抄 上」の2

P.102 豫州 P.102に「豫州」に(義経)とあり、おっさんとっさに「劉豫州(劉玄徳のこと)じゃあるまいし、日本に豫州があるんかい?」と思ってしまったのですが、伊豫のことですね。 伊予国 - Wikipedia おっさん、子どもの頃に「戦国武将ゲーム」で旧国名…

雑誌「Military Classics」の巻頭特集

先日の気が大きくなっているときに「Military Classics」という雑誌を買いました。 MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2018年12月 出版社/メーカー: イカロス出版 発売日: 2018/10/20 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る おっさん、ミリ…

読書メモ「平家後抄 上」の1

P.21 (三種の神器のうち、)神剣は壇ノ浦に沈んで行方を失ったけれども、神鏡と神璽の方は、一年九箇月ぶりでめでたく都に戻り、白河法皇がほしいままに立てた後鳥羽天皇は、辛うじて僭皇の謗りを免れたのである。 こういう言説って、明らかに後世の眼での…

あー、また本を買ってしまった

まだ書いていないですが、先日の古本市で2冊600円の古本を買うのを散々迷ったくせに、とある雑誌の内容を確認したいと本屋に行ったところ、気になった新書をホイと買ってしまいました。 先月が生活費33,000円で月末の締めで17,000円も残っていて、ちょっと気…

読書メモ「正義とは何か」の1

今読んでいる中公新書の「正義とは何か」。 先日と同様にAmazonの商品リンクが出ないのですが、一つ前に読んだ「悪と全体主義」より難しく、悪戦苦闘中。 悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える (NHK出版新書 549) 作者: 仲正昌樹 出版社/メーカー: NHK…

そんなわけで購入した本

仕事上の悩みから脱出するには、やはりいまの浅薄さから自分を抜け出させるしかあるまいということで、読書をしようと考えたおっさんの購入した本。 oldtypeossan.hatenablog.com 悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える (NHK出版新書 549) 作者: 仲正昌…

読書メモ『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』の1

まだ読み始めで60ページ弱読んだだけですが、とてもおもしろい。 この手の若年層を対象にした講義をまとめた本としては、松岡正剛の下の2冊が面白かったですが、この本も面白いです。 17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義 作者: 松岡正…

読書メモ「日露近代史」の3

この本の帯は松岡洋右とスターリンの写真なんですが、購入するときに居合わせた職場の人に話すと、「へえ」という感じでした。 「日露近代史」の帯 スターリンはともかくとして、松岡洋右はもう忘れられた人物なのかな?(いや、それならわざわざ帯に選ばれ…

「アンゴルモア元寇合戦記」をAmazonプライムビデオで視聴中

といっても、まだ2話までしか公開されていないのですけれどもね。 率土の最果て メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 佐須の戦神 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る もともとは漫画のようですが、おっさんはそちらは未読で…

あら?青春アドベンチャーも「バナナフィッシュ」なのね

先日、プライムビデオで視聴していると書いた「バナナフィッシュ」ですが、NHK-FMの「青春アドベンチャー」も「バナナフィッシュ」をやっておるのですね。 oldtypeossan.hatenablog.com www.nhk.or.jp ブランカ、かっこいいわな。 確か、ブランカとアッシュ…

「功名が辻」で豊臣秀次が薨去したので

「功名が辻」の中で豊臣秀次(演・成宮寛貴)が無念の死を遂げたので、『確か「雨月物語」の中に豊臣秀次のでてくる物語があったな』と「雨月物語」の「仏法僧」を読み返してみました(と言っても現代語訳ですが)。 雨月物語 (岩波文庫) 作者: 上田秋成,長…

読書メモ「日露近代史」の2

P.203 第一次世界大戦で苦戦するロシアにとって、日本は背後を固める同盟国としても、軍需物資の供給国としても、なくてはならぬ存在になっていた。日本は一九一五年末までに、少なくとも四五万丁以上のライフル銃をロシアに供給している。 日露戦争から約10…

読書メモ「日露近代史」の1

伊藤博文が金子堅太郎に日露戦争の際、 P.132 陸軍でも海軍でも大蔵省でも、日本が確実に勝つと見込んでいるものは、一人もいない。 ともらしたらしいが、そうなると、太平洋戦争という博打に近い戦争に昭和の軍部が暴発したのもある種の伝統ということにな…

おっさん、一泊の出張におもむく

職場の出張に行ってきたおっさんです。 特急くろしおという特急券の必要な電車に乗るように言われて、貧乏人なおっさんにはいきなり緊張の瞬間です。「とっ、とっ、特急券!?」という感じです。 宿泊したお部屋。 じゅうたんががフカフカなので、寝袋で床に…

読書量を増やすための読書記録34 文豪の食彩

前回の「ハリー・ポッターと賢者の石」にひき続き、今回もAmazonプライムで無料で読める本を読んでしまいました(しかも本と言いつつ漫画)。 文豪の食彩 作者: 壬生篤,本庄敬 出版社/メーカー: 日本文芸社 発売日: 2013/08/30 メディア: Kindle版 この商品…

読書量を増やすための読書記録33 ハリー・ポッターと賢者の石

一時期、精神状態が良くなくてブログを書けない日々がありましたが、精神状態は回復して、本を読んだり、プライムビデオを見たりして楽しんでおりますが、今度はなんだか書けない日々が続いております。左腕がかゆくてそれどころでないという事情もあったの…

読書メモ「解体屋(こわしや)ゲン2巻」の1

アマゾンプライム会員のおっさん、プライムのサービスの中にはKindle本が無料で読めるサービスもあるのですが、その中に「解体屋ゲン」(解体屋は「こわしや」と読むそうです)も含まれていました。 解体屋ゲン 2巻 作者: 星野茂樹,石井さだよし,クリエイシ…

読書量を増やすための読書記録32 フランス革命

前回の「死刑執行人サンソン」からの流れで「フランス革命」を読了。 フランス革命―歴史における劇薬 (岩波ジュニア新書) 作者: 遅塚忠躬 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1997/12/22 メディア: 新書 購入: 17人 クリック: 110回 この商品を含むブログ (3…

読書量を増やすための読書記録31 死刑執行人サンソン

タイトルに相反して全然増えない読書量。 そもそもが貧乏なんで本が買えないんですね。ならば、まあ図書館に行けば良いんですけど。おっさん、2週間では読み切れないことがしばしば。1か月貸してほしい、マジで。 先日、Kindleの日替わりセールにあがってい…

読書メモ「待賢門院璋子の生涯」の1

「待賢門院璋子」(たまこ、と読みます)と書いて、どのぐらいの人がピンとくるのかわかりませんが、「瀬を早み岩にせかるる滝川の われても末にあはむとぞ思ふ」という歌が百人一首にとられている崇徳院のお母さんです。 この「待賢門院璋子の生涯」は、そ…

読書メモ「日本軍兵士」の1

この本、「兼好法師」のおまけのようなつもりで買ったのですが、けっこう衝撃です。 P.171 アジア・太平洋戦争期の軍紀の特徴は、上官の命令に対する不服従、上官に対する暴行、脅迫、侮辱、殺傷などの対上官犯の増大、そして、逃亡や奔敵(敵側への逃亡)の…

読書メモ「兼好法師」の3

P.173 (和歌の題、本意(ほい)について) 前近代は異なる階層・地域の人とは絶望的にコミュニケーションが取れない社会であったことに答えがある。 ここでは、和歌についてこのように論じられているが、本書の重要な着眼点の一つであるように思う。 平等な…