今日は休みで資格試験の過去問題をしているおっさん。
Aさん(23歳、男性)は、幼いころから友達ができず、大学時代も人に合わせるのがとても苦手で、友達との会話では何を話してよいのか、相手が何を求めているかも分からず、次第に話の輪に入れなくなっていった。
という問題文の一部を読んで、「ほんとに障害ってスペクトラムなものだな」と思いました。スペクトラムとは「連続体、範囲」といった意味です。
spectrumの意味・使い方 - 英和辞典 Weblio辞書
だって、おっさんだって「何を話してよいのか」なんて、未だにわからないですもんね。なにが苦手って、日常会話ですよ。おっさん、あいさつで天気の話をしたりするのが、意味がわからないんですよね。
暑いとか寒いって、個人差があるし、暑いなら汗をかくし、寒いならもう一枚着たくなるし、でもそれを他人と改めて確認しなければいけない理由がわからないんですよね。
「おはようございます」というあいさつだって、朝が来たことは明るくなっているから誰でもわかるし、朝が来たから通学、出勤しているのに、「なんでそれをお互いに口に出して確認する必要があるの?」「こんなん(あいさつ)する奴は、バカだ」と思っていた時期があるし、それが完全に抜けたわけではないんですよね。
「相手が何を求めているかも分からず」というのも、分かる感じです。
おっさん、腹芸が苦手で社交辞令かどうかがわからなくて、友達に『「遊びに来て」と言ってたから遊びに行こうよ』と誘ったら、「アホ、あれ社交辞令やろ」と言われて、「ええ、そうなん?」と思ったことは再々ですもんね。
まあ、でもそう言ってくれる友だちがいるからおっさんは救われている。
10人中、おっさんを好きな人は1人。おっさんを嫌いな人は2人。おっさんに興味のない人は7人。と、割り切ろうとしているから、なんとかやれているような気がするのです。