P.197
結局正平の一統は、南朝が一方的に破棄したのであり、幕府には基本的に非はない。北朝の一時消滅が幕府にとって大きな禍根を残したのは確かであるが、義詮すべてに責任を押しつける考えは再検討の余地があると思うのである。
なんとなく、南北朝正閏論の南朝が正、判官贔屓的に南朝を応援するような心境を持ったりしますが、こういう従来の意見を丸呑みしない態度は非常に重要だろうなと思います。
他にも、おっさんには目新しい記述がありまして、例えば、
P.34
山名氏は新田氏の庶流であるが、新田氏も足利一門であったとする見解が最近提起されており、それに従えば山名氏も足利一門の武士である。
同じ源氏の庶流でありながら、鎌倉幕府の権力にくいこんでいた足利氏、幕府から冷遇されていた新田氏といった印象が崩れていってしまい、どういうこと？ともっと知りたくなりますね。
観応の擾乱 - 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い (中公新書)
P.77
尊氏は、一生を戦場で過ごした将軍と評価される。だが、実際には、このときの出陣（※観応元（1350）年10月）は建武二年（1335）以来実に15年ぶりのことであった。
後世からみると、南北朝の動乱が3代将軍の足利義満の時代まで長く続いたので、ずっと尊氏が第一線で戦っていたような印象を受けるものの、この観応の擾乱以前に、すでに北朝の圧倒的な優勢は確立していたのだということだろう。
結果を知っていると、その結果から当然のように思ってしまうことがたくさんあるので、その辺をきちんと吟味して考えないといけないな。
観応の擾乱 - 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い (中公新書 2443)
きのうは奈良に出かけたおっさん。
帰り道、本屋に立ち寄ると「観応の擾乱」という本が目につきました。
観応の擾乱 - 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い (中公新書 2443)
では、次は時代をさらにさかのぼって、「霜月騒動」か「平禅門の乱」ですかね。得宗専制、内管領、御内人への変化がすっきりとわからない（というか、学校の授業で習いましたかね？）ので、もし当たったらうれしくて即購入しますよ、きっと。
きのう、紀三井寺から帰宅する途中、おっさんの前を走る二台の自転車がありました。
一台はイオンのMomentum。もう一台は以前見たGravierでした。
スーツを着て、すそが汚れないようにゴムで束ねて乗っているおっさんより歳上の中年男性が所有者でした。
狭い和歌山。
意外と簡単に誰かのGravierからその人のGravierになりました。
久々の夜勤明けのポタリングです。
暑さに負け続けの自分を、おっさんは大いに反省したのです。
暑い中のポタリングのコツをおっさんは習得しました。
「必死こいて自転車をこがない」
これに尽きます（おい）。
自宅で3kg購入したひやむぎの一部を食べたのですが、海水浴場に行く前にパン屋さんに寄りました。
ブーランジュリーInoueさんです。
おっさんはもちろんネットで知りました。
知らなきゃソン！和歌山市内の人気パン屋さん5選 - ロカル和歌山
ちなみに片男波海水浴場にたどり着くまでに同じ記事内にある「パン コリス」さんの前をたまたま通りかかったのですが、「ほぼ売り切れ」との看板がかかってました。ちなみにおっさんが通りかかったのは、午後3時前でした。
3連休明けの片男波海岸。
天気がいまいちなので人がいないかと思いきや、けっこういます。
おっさん、小太りのハゲなので、「おっさん、われ、なに撮ってんじゃ！」と怖い海水浴客に絡まれたらアカンと思うと震えが来て、海水浴場で写真を撮れませんでした。
そんなわけで、他に人のいないベンチに腰掛け、買ったパンのうちの一つを食べます。
たぶん、ミルクフランスだったはず。
これはパン生地はあまり固くなく、もちもちと弾力のある感じです。
食べ終わったおっさんは、そそくさと次の浜の宮の海水浴場に向かいます。
ちなみにお天気はこんな感じです。
向かいの堤防のさらに右手が片男波海水浴場です。
で、左のほうが、この後に向かう浜の宮海水浴場です。
浜の宮海水浴場では遊泳エリア外で、このボードの上に立ってオールで漕ぐスポーツを数人の方がおこなってました。
なんていうスポーツなんでしょうかね？
浜の宮海水浴場についたおっさんは、海岸に腰かけてパンを頬張ります。
このパンは、けっこうしっかりした生地で中にはサイコロ型のチーズがゴロゴロと入っておりました。
そして3つ目のパン。
堅い生地の中にイチジク（のはず）が入っていました。おっさんはこういうハードなパン、けっこう好きです。
たっぷり甘い目の紅茶を持っていっておいてよかったな。
美味しいパンと、おいしい紅茶があれば、横でいちゃつくカップルも我慢できるってもんです。
そのまま帰ろうかなとも思ったのですが、職場の先輩が先日の夜勤明けに高校野球の応援に行ったと聞いていたので、ハゲで小太りの後輩としても負けてなるまいと思い、おっさんも高校野球の和歌山大会の会場に行ってみることにしました。
案外迷わずに着けまして、少しずつ和歌山の地理を覚えてきているんだなと思いました。
おっさん、母校の試合を大阪大会で見たこともないのに、どこにあるかも知らない高校の試合を観戦に来てしまいました。
球場に響く応援のブラスバンド。
選手たちの気合の声。
スコアをつける常連？の中年女性。
ファウルボールを拾う日焼けした中学生？。
見るもの、聞くもの、初体験でハゲで小太りのおっさんにはいい刺激でした。知らなかったことを知るのは、やはり良いものですね。
「なぜ海水浴場に行きながら、泳がん。さては貴様金づちだな」との指摘に、ギクギクなおっさんです。ハハハハハハ。いやいや、浮きますよ。脂肪は軽いので浮きやすくできてるんです。
36.86km、2時間36分5秒（休憩、観戦1時間34分4秒）のポタリングでした。
次回の夜勤明けもこの調子でポタリングを行えると良いのですけれどもねえ。
毎週末、手帳につけているその週の自転車の走行距離（この作業自体をサボっていたのですが）、先週も先々週も通勤以外の自転車の走行が0でした。
ああ、イカン。
それが示すように、家事などへの情熱もダダ下がりで家事が溜まっていたり、家の中が乱雑になったりしています。
おっさんの人生、そもそも負け組なんですが、相撲で言うと3勝12敗ぐらいなら、「ああ、おっさん的だな」で済むのですが、先週先々週は1勝14敗でも嘘になるぐらいの0勝15敗（つまり全敗）ぶりでした。
イカン、イカン。
このレベルになるとさすがに同居猫のまなさんに対して申し訳ないレベルの生活なので、おっさん大いに反省し、少し生活を巻き直すことにしたいと思います。
